試験概要
【データセンター識別番号】
HE0205
【プロトコール名】
小児白血病に対するHLA一致血縁ドナーからの同種末梢血幹細胞移植と
同種骨髄移植の臨床第III相非盲検無作為割付比較試験
【研究組織】
厚生労働省がん研究助成金
「非血縁者間の同種血液幹細胞移植による悪性腫瘍の治癒率の向上に関する研究」(原田実根班長)
【プロトコール状況】
- 登録開始日
- 2003年4月
- 登録症例数 (2004年3月現在)
- 登録:1例
【研究デザイン】
第III相検証的試験
【目的】
同種造血幹細胞移植療法を施行される患者、およびドナーを対象に生着の早さを主要評価項目として、移植幹細胞としての G-CSF 動員末梢血幹細胞と骨髄幹細胞の有効性と安全性を比較する。
【対象患者】
小児白血病患者のうちHLA 一致血縁者ドナーから得られる同種造血幹細胞移植が適応と判断される症例
【治療計画】
登録被験者は、骨髄移植群 (BMT 群)と末梢血幹細胞移植群(PBSCT 群)に無作為に割り付ける。移植前治療はBu/Cy, Cy/TBI等の標準レジメン、またはTBI/LPAM など引用可能な文献で用いられているレジメンからひとつを用いることとし、GVHD 予防及び発症時の primary treatment、Growth factor の使用、感染症予防対策についても protocol に規定された方法を用いる。
●BMT 群:全身麻酔下にて、ドナーから採取した骨髄液を移植に用いる。
●PBSCT群:ドナーにG-CSF を皮下投与し、アフェレーシスにより採取した末梢血幹細胞を移植に用いる。
【主要評価項目】
生着(好中球数 >500/μL)の早さ
【副次評価項目】
以下の項目等について BMT 群と PBSCT 群を群間比較する。
- 急性GVHD の頻度とその重症度
- 慢性GVHD の頻度とその重症度
- 移植後100 日以内の全死亡(day-100 mortality)及び非再発期死亡 (non-relapse mortality)
- time-to-event 解析による無病生存期間 (Leukemia-free survival)、及び全生存期間 (Overall survival)
- 移植後晩期障害の種類と重症度
- 幹細胞採取がドナーに与える急性および長期的影響
【被験者】
HLA一致血縁者間同種造血幹細胞移植のドナー及びレシピエント
[レシピエントの選択基準]
- 同種造血幹細胞移植が通常適応になる以下の小児白血病患者
- 急性骨髄性白血病(AML)
- 急性リンパ性白血病(ALL)
- 慢性骨髄性白血病(CML)
- 年齢が1歳以上かつ15歳以下で移植の支障となる臓器障害がない
(血清クレアチニン≦2.0mg/dl、総ビリルビン≦3.0mg/dl、心駆出率≧40%、経皮的酸素飽和度≧90%の全てを満たす事)
- 年齢が10 歳以上かつ65 歳以下の HLA 一致同胞もしくは HLA 表現型一致血縁者ドナーを有する
- 初回造血幹細胞移植である
- 患者本人と代諾者の両者からの文書による同意が得られている。ただし、患者本人が文書による同意を行う行為能力がない場合には、代諾者のみも可とする。
[レシピエントの除外基準]
被験者となるレシピエントの選択に際し、次の項目に該当する患者は本試験の対象としない。
- HIV抗体、HTLV-I抗体、HBV抗原、HCV抗体陽性の患者
- T細胞除去などの移植細胞処理を行う予定のある患者
- 授乳中、妊娠中、あるいはその可能性のある女性
- Lansky/Karnofsky 値が60以下の患者
- コントロール不良な活動性の感染症を有する患者
- 本protocol において使用を規定する GVHD 予防薬(CsA、MTX、mPSL)、G-CSF 製剤等に重篤な過敏症を有する症例
- その他試験担当医師が不適当と判断した患者
[ドナーの選択基準]
- HLA 一致の同胞および表現型一致の血縁者
- 年齢10 歳以上65 歳以下の者
- ドナーまたは代諾者が、骨髄採取またはG-CSF 投与後の leukapheresis のいずれかに無作為に割り付けられることに文書による同意が得られていること
- 全身麻酔下の骨髄採取、及びG-CSF 投与後のアフェレーシスを施行することに支障となる障害を有さないこと
[ドナーの除外基準]
被験者となるドナーの選択に際し、次の項目に該当する患者は本試験の対象としない。
- 血液学的異常(白血球数及び分画、ヘモグロビン値、血小板数)を認める者
- HIV 抗体、HTLV- I 抗体、HBV 抗原、HCV 抗体陽性の者
- 授乳中、妊娠中、あるいはその可能性のある女性
- G‐CSF に対するアレルギーを有する者
- 血栓症の既往あるいはその危険因子を有する者
- 触知可能な脾腫を認める者
- 間質性肺炎を合併あるいは既往として有する者
- 悪性腫瘍の既往、過去の抗癌剤の投与歴、過去の放射線照射歴のある者
- 治療を要する心疾患、肺疾患、腎疾患、肝疾患を有する者
- 炎症性疾患・自己免疫疾患を合併あるいは既往として有する者
- レシピエントの体重と比較して、著しく体重の軽い者
- 心理的、生理的、あるいは医学的な理由により末梢血幹細胞採取あるいは骨髄採取に耐えられないと考えられる者
- その他試験担当医師が不適切と判断した者
【症例数と症例集積期間・進捗状況】
- 予定症例数
- 100症例(1群50例)
- 症例集積期間
- 3年
- 観察期間
- 2年
【試験参加施設一覧】
| NO. |
施設名 |
科名 |
試験責任医師 |
| 1 |
東北大学医学部附属病院 |
小児科 |
土屋 滋 |
| 2 |
新潟県立がんセンター新潟病院 |
小児科 |
浅見 恵子 |
| 3 |
福島県立医科大学附属病院 |
小児科 |
菊田 敦 |
| 4 |
東京医科歯科大学 |
小児科 |
水谷 修紀 |
| 5 |
金沢大学医学部附属病院 |
小児科 |
小泉 晶一 |
| 6 |
京都大学医学部附属病院 |
小児科 |
中畑 龍俊 |
| 7 |
三重大学医学部附属病院 |
小児科 |
駒田 美弘 |
| 8 |
大阪府立母子保健総合医療センター |
第三小児内科 |
河 敬世 |
| 9 |
国立病院九州がんセンター |
小児科 |
永利 義久 |
| 10 |
久留米大学医学部附属病院 |
小児科 |
江口 春彦 |
IRB通過承認通知の到着をもって試験参加施設としております。上記以外の施設でIRB通過承認通知を得ている施設がございましたら、日本臨床研究支援ユニットまでご連絡下さい。試験参加施設外であるが、症例登録にご協力頂ける施設の先生方におかれましては、上記施設の試験責任医師にご連絡いただくか、安井 昌博までご連絡頂けますようお願い申し上げます。
【有害事象ハンドリング】
【Q and A】
作成中。
【試験に関するお問い合わせ先】
>研究事務局
大阪府立母子保健総合医療センター第三小児内科
安井 昌博
tel:0725-56-1220 fax:0725-56-1858
>データセンター
NPO法人日本臨床研究支援ユニット
データセンター血液ユニット
tel:03-3254-8028 fax:03-5298-8536
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